若手活躍委員会
2019.08.29
先輩社員と新人社員対談「発注者支援業務とは」
今回、新入社員と先輩社員の座談会を実施しました。新入社員が業務を知る事が出来る良い機会で、仕事の事だけでなくプライベートな話も聞けたり、とても充実したものになりました。この座談会後、新入社員の3人は、これからの目標が明確になったように感じました。
普段の業務を教えてください。
佐々木:お忙しいところお集まりいただきまして、ありがとうございます。
本日は、先輩方の普段の業務や、やりがいなど発注者支援業務についていろいろ聞いていきたいと思います。
平野:早速ですが、普段どんな業務をやっているか教えてください。
須貝:僕たちは、工事監督支援業務という業務をしていて、発注者※1と施工業者※2とコミュニケーションをとりながら、工事を進めていくという業務をしています。 内容としては、品質の管理だったり、出来形の管理、施工業者から上がってくる資料のチェックをメインにやってます。
※1発注者:公共工事を依頼する国や自治体の機関
※2施工業者:工事を行う建設会社
平野:例えばどのような管理を行っていますか。
須貝:それも道路と河川に分かれていて、道路では傷んだ舗装の修繕、河川では傷んだ堤防を直したり、高くしたり。
安齋:基本的に現場では、不可視部分※3と言って完成した時に見えない部分を重点的に見ることが多いかな。 道路とかでも舗装の下の部分とかどうなっているのか、完成したら見えない過程の確認。あとは実際に現場を見に行ってマニュアル通りに工事を行っているかの確認。
※3不可視部分:工事完成時に直接見ることができなくなってしまう部分。
須貝:確認項目や、頻度は仕様書※4で決まっていて、それに沿って確認しているんだ。多すぎたら負担が多くなるし、少ないと品質が確認できているのか、ってことになるんだ。
※4仕様書:工事における教科書のようなもの。
佐川:天候などで、現場が動いていないときはどのような業務を行っているんですか。
須貝:基本的に僕たちは出張所※5の中で仕事をして、確認時だけ、現場に行くことになるので、雨等で現場が休みでも僕たちは仕事があるんだ。資料作成や確認、整理など。
※5出張所:役所の出先機関。各地に点在。
大木:特記仕様書※6というものがあって、施工業者さんが資料をちゃんと提出しているか、現場では例えばダンプが土砂を積みすぎていないか(過積載)のチェックとか。プロセスのチェックとか。
※6特記仕様書:工事ごとの決まりが書かれれているルールブック。
須貝:過積載※7の確認を監督職員※8に伝えることが大切。
※7過積載:ダンプトラックなどに積んで良い規定以上に荷物を載せること。
※8監督職員:発注者側の工事監督をする職員。
平野:どのように伝えるんですか。
須貝:写真を撮って、書類としてまとめて、実際どういう状態だったのかを対面で説明する。
大木:業務の書式があるからそれに沿って監督職員さんに提出する。
安齋:見たものをそのまま伝えないといけないんだ。現場を確認したら報告書を作成して提出。
須貝:我々は監督支援業務であって、たとえ施工業者さんが違うことをやっていてもそれを指示する権限はないんだ。それはあくまで発注者に伝えて指示してもらう。
佐川:もしそういったことを見つけても、指示はできないんですか。
大木:そう。もし見つけたら報告する。アドバイスくらいならできるけど。
発注者支援業務で大変だったことは?
佐々木:発注者支援業務で大変だったことと、それをどのように乗り越えたか教えてください。まだ業務の経験が浅く不安なので。
大木:私の場合は、以前建設業者に勤めていて、書類が上がってくるのはわかっているんだけど、書類がたまってしまって、とても苦労した。
平野:それはどう対処したんですか。
大木:淡々と処理しました(笑)でもあの時はつらかった。仕事量も多くて。
安齋:書類が回らないと現場も止まってしまうから、書類を速く回すのが本当に大切なんだ。すぐに書類が通るわけではないし。工期もあるし。
須貝:私は人と話すのがもともと得意ではなくて。この仕事はとても人と話す機会が多いから、どういう風にコミュニケーションをとるかは今でも考えているかな。
佐川:建設会社から転職して、生活の変化はありましたか。
安齋:定期的に休みが取れるようになったこと。前職は繁忙期に入るとなかなか休みが取れず休むことも出来ない時期があったけど、今はよく遊べるようになったね。
大木:以前は土曜日仕事だったから、土曜日起きちゃったな(笑)起きて、あ、休みだ、みたいな(笑)
佐々木:前職との違いはなんですか。またどうしてホクトに入ったんですか。
大木:完全週休二日になった事。
安齋:自分はホクトの社員と知り合ったのがきっかけで入社して。工事監督支援業務は知ってはいたけど、何をしているのかよくわからなった。 それに若い人が支援業務やってるイメージがあんまりなかった。でも、どんな仕事なのか知りたくて入ってみようかなと思った。
須貝:私は、結婚を機にまじめに働こうと思って(笑)でも本当にゼロからだったから、働きながら専門学校に通った。
達成感ややりがいを感じるときは?
佐々木:達成感ややりがいを感じるときはどんな時ですか。
大木:担当業務が表彰されたときは嬉しいな。
安齋:やりがいではないかもしれないけど、いろいろ現場を見れるのが面白い。
須貝:自分はやりがいを今探している途中。
大木:最後になにか感想などあれば、一言ずつお願いします。
平野:僕は好奇心が旺盛で、いろんな現場を見てみたいと思いました。いろんな現場がどういう風に出来上がって行くのかを見てみたいと思いました。
佐川:私が今している業務は現場の知識がないとできないようなことが多いので、自分の目で見て、もっと深く建設業界を知りたい気持ちになりました。
佐々木:自分は建設関係の営業の仕事をしていた時から、興味があったので、今日のお話を聞いてますます興味がわきました。ありがとうございました。